Gentoo Linux/インストール

提供: KuroWiki
移動先: 案内検索

この文書は、Kuro が Gentoo ハンドブックにおいて不足していると感じた箇所を補うために作成したものである。Gentoo ハンドブックx86 または amd64 のインストールドキュメントを参照。2013年12月現在、日本語ハンドブックの内容は古くなっており、最新の Gentoo をインストールする際は、英語版ハンドブックの利用を推奨する。

  • この文書の目的は、Gentoo のベースシステムをインストールところまで
  • なるべく汎用的に用いることが出来るように書いている
  • ベースシステムをインストールできれば Gentoo の8割は理解したも同然だ(要出典)

Gentoo Linuxのインストールについて

全体の流れを解説。

適切なインストールメディアの選択

現在において、殆どの CPU は2コア以上のため、殆どのユーザーは amd64 のマニュアルを見るかもしれない。だが、x86 と amd64 のインストールマニュアルは大して変わらないので気にしなくても問題ないだろう。

x86 は Intel 製 CPU、amd64 は AMD 製 CPU ではない。

x86
AMD/Intel関係なく32bit版CPU
amd64
AMD/Intel関係なく64bit版CPU。amd64となっているのは、64bitCPUを最初に発明したのは AMD だから。
EM64T
Intelが32bitCPUを64bitCPUにするための拡張版。

USB メモリ作成

Windows 環境で、インストール用 USB メモリを作成する方法について。

ダウンロードはミラーサイトから。

  1. Gentoo Download Full Mirror Japan あたりの http/ftp を探す。
  2. releases/amd64/autobuilds/current-iso を開く
  3. install-amd64-minimal-<release>.iso をダウンロードする
  4. Universal USB Installer を起動
  5. Step1のドロップダウンリストから一番下のTry Unlisted Linux ISOを選択
  6. Step2のBrowseをクリックし、ダウンロードしたinstall-amd64-minimal-<release>.isoを指定する
  7. Step3のプルダウンメニューからUSBメモリを刺したドライブ名を指定
  8. We will format X:\ Drive as Fat32(USBメモリをFAT32でフォーマットする)をチェック
  9. Createをクリック
  10. 何を行うかの説明が表示されるのでYesをクリック

これで完成。

USBメモリでブート

起動したらboot:で、ハードウェアオプションを指定する。

boot:gentoo nodhcp

起動後、Linux ペンギン[1]が表示されている間、ALT+F1を連打してキーボード選択を表示させ、22 を入力。

ネットワーク設定

udev が eth0 を enp2s0 というデバイス名に変更する現象が2013年以降発生する。net-setup を行なっても設定が反映されないので以下を行う。

静的IPアドレスを使用している場合、dhcpd を停止したほうが良い。さもなければ、/etc/resolv.conf が空になる。

# /etc/init.d/dhcpcd stop

dmesg を grep して、eth0 が何という名前に rename されたか確認。

# dmesg | grep eth

enp2s0 のような名前になっているので、ifconfig でもそうなっているか確認。

# ifconfig

その名前をシンボリックリンク設定する。

# ln -s /etc/init.d/net.lo /etc/init.d/net.enp2s0

net-setup を実行して、/etc/conf.d/net を生成する。

# net-setup enp2s0

以下のようになっているはず。

# This network configuration was written by net-setup
config_enp2s0=( "192.168.1.100 broadcast 192.168.1.255 netmask 255.255.255.0" )
routes_enp2s0=( "default via 192.168.1.1" )

dns_domain_enp2s0=("hogehoge.com") ←必要な場合
dns_servers_enp2s0=("192.168.1.1") ←この記述が /etc/init.d/net.enp2s0 を実行するたびに、/etc/resolv.conf に書き込まれる。

/etc/resolv.conf を確認する。

# Generated by net-scripts for interface enp2s0
domain hogehoge.com
nameserver 192.168.1.1

念のため、サービスを再起動する。

# /etc/init.d/net.enp2s0 restart

ping で疎通確認。

# ping www.google.com

ディスクの準備

パーティション 種別 容量 ファイルシステム
/dev/sda1 ブートパーティション 100M mkfs.ext4 /dev/sda1
/dev/sda2 スワップパーティション 実メモリと同容量で良い。 mkswap /dev/sda2

swapon /dev/sda2

/dev/sda3 ルートパーティション 残り全て mkfs.ext4 /dev/sda3

Gentooインストールファイルをインストールする

  • 時刻は UTC にセットする。
  • stage3 tarball ダウンロードは /releases/amd64/autobuilds/current-stage3 の中にあるstage3-amd64-<release>.tar.bz2
  • portage ダウンロードは /snapshots/portage-latest.tar.bz2

make.conf

この時点では、以下のように設定。

#http://en.gentoo-wiki.com/wiki/Safe_Cflags gentoo-wiki から自分のCPUに合ったものをコピー・ペースト。
CFLAGS="-march=k8 -O2 -pipe -formit-frame-pointer"
#上記の値を入れるのがセオリー。
CXXFLAGS="$CFLAGS"
#???
CHOST="x86_64-pc-linux-gnu"
#CPUコア数に+1する値。2コアなら"-j3"、4コアなら"-j5"のように。
#Linuxペンギンが何個表示されたか、思い出してほしい。
MAKEOTS="-j3"

Gentooベースシステムのインストール

ハンドブック通り。

カーネル設定

一般的な選択: マニュアルコンフィギュレーションを推奨。

システム設定

ハンドブック通り。

必要なシステムツールをインストールする

  • syslog-ng
  • vixie-cron

を入れておく。

ブートローダを設定する

grub2

grub2 をインストールする。

# emerge sys-boot/grub:2

grub2 をディスクにインストールする。

# grub2-install /dev/sda

設定ファイルを書き出す。

# grub2-mkconfig -o /boot/grub/grub.cfg

grub

grub をインストールする。

# emerge sys-boot/grub:0

マニュアルコンフィグレーションのkernelでは、/boot/grub/grub.confは以下のように設定。 Genkernelでは別の書き方があるので注意。

# This is a sample grub.conf for use with Genkernel, per the Gentoo Handbook
# http://www.gentoo.org/doc/en/handbook/handbook-x86.html?part=1&chap=10#doc_chap2
# If you are not using Genkernel and you need help creating this file, you
# should consult the handbook. Alternatively, consult the grub.conf.sample that
# is included with the Grub documentation.

default=0
timeout 30
splashimage=(hd0,0)/boot/grub/splash.xpm.gz

title Gentoo Linux 3.7.10-r1
root (hd0,0)
kernel /boot/kernel-3.7.10-gentoo-r1 root=/dev/sda3

title Gentoo Linux 3.7.10-r1 (rescue)
kernel /boot/kernel-3.7.10-gentoo-r1 root=/dev/sda3 init=/bin/bb

Gentooインストールの締めくくり

root 権限ユーザー以外で普段は利用できるように、ユーザーを追加する。

# useradd -m -G users,wheel -s /bin/bash USERNAME
# passwd USERNAME
New password: ***********
Retype new password:***********
passwd: password updated successfully

-mオプションはホームディレクトリを自動的に作成する、-Gオプションは属するグループの指定(usersおよびrootになれるwheel)、-sオプションはユーザーのログインシェル指定。

脚注

  1. ペンギンの数がコア数を意味している